梅雨４

再び、東京都水道局のホームーページより貯水率を確認します（７月１日現在）。

観測日時	水系名称	貯水率(%)	前年同日量(%)	前々年同日量(%)
2016/7/1 0:00	利根川水系	51.7	89.5	100.9
2016/7/1 0:00	荒川水系	94.6	97.6	N/A
2016/7/1 7:00	多摩川水系	78.8	80.7	90.1

これを見ると、利根川水系の貯水率が改善されているように見えます。6/24 0:00 現在 37.7%、7/1 0:00 現在 51.7% なので。しかし、実際は、計算方法が変わっただけなので、実質的には貯水率は改善されていません。僕もこの数字を見たときには、あれ、雨の恩恵を受けたのかな？と思いました。

　利根川本川の国・水資源機構が管理する、治水と利水を目的とする多目的ダムは洪水を貯める容量を確保するため、毎年7月1日より9月30日までの期間、利水のために貯留可能な容量が制限されます。＊
　このため、利根川本川のダムの貯水率の表記が変わりますので、お知らせします。
　　＊矢木沢ダム(水資源機構)は変更なし

http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000272.html

詳細な説明は こちら にあります。

実際、利根川水系の前日増減量は -61.8 万立方メートルなので、減っています。
よくニュースで取り上げられる、八木沢ダムの貯水率は 19.4 % なので非常に少ないです（八木沢ダムは貯水率表記方法変更なし）。

しばらくこの状態が続くのでしょうか？